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固定ip

フレッツ光環境で固定IPを1つ利用する

クラスフルアドレス

ネットワーク部とホスト部の境界線はIPアドレスによって異なると上にて述べました。
この区別方法については、2種類の方法があります。
クラスフルアドレスと、クラスレスアドレスです。
クラスフルアドレスでは、クラスAからクラスEまで5つのクラスがありますが、通常使用しているのはクラスAからクラスCまでです。
クラスフルアドレスでは、先頭ビット列か10進法の数字をみればクラスが識別できるようになっています。
そしてクラスが識別できれば、ネットワーク部とホスト部の区切りがわかります。
例えば、クラスAでは、ネットワーク部が8ビット、ホスト部が24ビットのIPアドレスです。
使用できるネットワークは126個しかありませんが、それぞれのネットワークに接続できるホストは約1700万個になります。
クラスCでは、ネットワーク部が24ビットなので、ネットワークの数は約209万個割り当てられますが、それぞれのネットワークには254個しかホストを割り当てられません。

クラスレスアドレス

ところが、運用が進むにつれてIPアドレスが無駄に消費されることがわかったため、現在では、サブネットマスクという数字が一般化しています。
サブネットマスクとは、ネットワーク部とホスト部を区別するための数値のことです。
クラスレスアドレスとは、クラスに割り当てられたサブネットマスクを変更することにより、1つのクラスをいくつかのセグメントに分割してアドレスを使用出来るようにするものです。

このサブネットマスクにより、ネットワーク部とホスト部の従来の境界がなくなり、自由に決めることができるようになりました。
前述したように、私たちがふだん目にする数字は、10進法で示されていますが、もともとは1と0の組み合わせの2進法によって表記されています。
そこで、2進法のIPアドレスとサブネットマスクを並べてみて、以下のように区分しています。
サブネットマスクの1の部分 → IPアドレスのネットワーク部
サブネットマスクの0の部分 → IPアドレスのホスト部

ちょっと専門的過ぎ!?
でも、詳しく説明するとIPアドレスはこんな感じになります。