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VPN

VPN用のルーター

インターネットVPNの構築方法

拠点数が、少ない小規模企業では、VPN対応ルーターを利用することにより、VPN環境を構築できます。
VPN対応ルーターを用いて、自社でVPNを構築する場合の手順を説明いたします。

・VPNルーターを用意する。
インターネットVPNを利用するにあたって、各拠点へVPN対応ルーター(VPNゲートウェイ)の設置が必要です。
市販のVPNルーターは、価格やセキュリティ性能がそれぞれ異なるほかに、有線接続や無線接続など、さまざまなタイプがあります。

中には、ファイアウォールなどのウイルス対策を備えた製品もあります。
自社で、利用しているルーターがVPN対応なのか確認して、対応していなければ、VPN対応のルーターへ交換をしましょう。

・本社と各拠点にVPN対応ルーターを設置する。
VPN対応のルーターを、各拠点に設置して、ルーターの接続設定を行うことで、拠点間のVPN環境が構築できます。
ルーターの設定方法はメーカーによって異なりますが、主に以下の項目を設定していきます。

◇L2TP/IPsecなどのプロトコルの選択。
◇ユーザー名と、パスワードの設定(任意の値)。
◇接続するPCのIPアドレスの入力。
設定が完了した後には、接続元である端末側で、VPNの設定を行います。

外出先から、社内LANへリモートアクセスする場合は、接続先のデバイスへ、VPNクライアントソフトの導入が必要となります。
ただし、以下のOS、デバイスでは「L2TP/IPsec」を使った、VPN機能が標準装備されています(PPTPについては一部非対応のOSがあります)。
・Windows 10、RT
・MacOS
・Windows Mobile
・Android
・iOS
標準装備された接続方式を使う場合は、接続先のデバイスへ別途ソフトウェアをインストールする必要はありません。