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IPoE

IPoE接続

IPoE接続でも固定IP

まずは、現在主流の「IPv4」と呼ばれている、IPアドレスの表示方式について解説します。
通常のIPアドレスは、この「IPv4」方式です。
IPアドレスは、インターネット上の住所のようなものであり、数字の羅列でコンピュータを識別しています。
この数字の羅列を、32ビットのデータで管理しているのが「IPv4」です。

インターネットへの接続するときには、自分のコンピュータへ、どんな情報が欲しいのかを、リクエストして、どこに情報を送ってほしいのかが、わかるように、自分のコンピュータの住所を、送る必要があります。
そのインターネット上の住所のように、利用されるのがIPアドレスであり、IPアドレスは「IPv4」と「IPv6」の2つの表示方式が、あります。

インターネットが利用され始めた当初とは現在は随分と違い、今日ではさまざまなものに、コンピュータが利用されて、インターネットへと繋がっています。
「IPv4」で割り当てられる住所は、約43億個しかなく、利用ユーザーの人数が、増えて携帯電話や、家電製品などの、身の回りのさまざまなものにまで、IPアドレスを割り当てると、すぐにIPアドレスが足りなくなってしまいます。
そこで、IPアドレスの不足を、解消するために考えられたのが、次世代のプロトコル「IPv6」です。

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テレワーク

テレワーク、リモートワーク

「リモートワーク」とは

「リモートワーク」という言葉は、どのような意味なのでしょうか。
「リモートワーク」は英語で「remotework」と表記されて、「remote=遠隔・遠い」、「work=働く」の二つが組み合わさってできた造語です。
「遠くで働く」となることからも、言葉の意味は「テレワーク」とほぼ同じと言えます。
また、この言葉が使われるようになってからの日も浅くて、語源や定義も明確にはなっていません。

「リモートワーク」の特徴を、強いて挙げるとすると、「チームで働くという意味合いが強い」ということでしょうか。
「リモートワーク」とは、ITエンジニアや、Webデザイナーなどの、スキルを持った人が、ITツールや、インターネットを利用して、オフィス以外の場所で、仕事をする働き方を指す場合が多く、このような業界の仕事は、一つのシステムを、作り上げるために、さまざまなスキルが必要となります。
そこで、それぞれ専門の、スキルを持った人達がチームを組み、プロジェクトを作って、仕事を進めていきます。
しかし、チームメンバーが、同じ場所にいる必要はなくて、他のメンバーとのコミュニケーションを取る際にも、チャットツールや、SNSなどで連絡を取り合うことが可能であり、離れた場所にいても、仕事を進めることができるのです。

<参考> リモートワークで使えるbsim


このように、一人が、複数のプロジェクトに、所属をする働き方では、さまざまな人と、チームを組む可能性があります。
場所、時間、雇用形態等の制約を、受けにくい働き方が実現できるのです。

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IoT M2M

IoT、M2Mの発展

IoTとM2Mの違い

IoTとM2Mはほとんど同じではないかと、思われるのではないでしょうか。
しかし、この二つには以下のような違いがあります。

◇つながるものの違い。
M2Mは、インターネットによる通信の他に、機械と機械が直接通信する場合も含まれます。
これに対して、IoTではモノが「インターネットを通して」別の装置や、設備、または人とつながることになります。

◇つながる方法の違い。
インターネットにつながっていることを、前提とするIoTと違って、M2Mはインターネットを介さない、クローズドなネットワークや、機械同士を直接有線でつなげることもあります。
クローズドだと、データは特定のシステム内だけを行き来して完結するために、外に出ることはありません。

◇活用目的の違い。
IoTの活用目的は、情報の収集・共有・活用などです。
IoTによって、収集されたビッグデータを分析することによって、単一の用途だけでなく、新たな需要の掘り起こしや、市場開拓のために、活用したいといったときに適しています。
その一方で、M2Mの活用目的は、機械からの情報収集、または機械の制御です。

センサーによる正確な情報収集と情報をもとにした、機械による機械の制御が、必要な場合はM2Mが向いています。
ただし、IoTとM2Mを統合、融合させた仕組みも考えられています。
生産ラインの高効率化をめざす「インダストリー4.0」や「スマートファクトリー」といった概念は、IoTやM2Mの技術を適宜、組み込んでいくことで、実現される可能性が高いといえます。
IoTとM2Mはよく似ていて、異なる部分もあるものの、モノと人間の新しい関係を、構築していくという意味では、共通性を持つ技術でもあります。
今後のビジネスを展望する上では、両者の違いや共通点について、理解していくことが重要です。

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モバイル

モバイルでもVPN

VPN構築に必要な固定IP

インターネットを、高速モバイル通信(モバイルルーター)で行う場合も、光回線で行う場合も、覚えておきたいのが「IPアドレス」の概念です。
IPアドレスには、主に「固定IP」と、「変動IP」があって、それぞれに特徴があります。
変動IPは、同じ端末からのアクセスかどうかを、特定が多少はされにくくなるというメリットがあります。

・固定IPと変動IPアドレスについて。
そもそも固定IPとは、何でしょうか?
一般的には、自宅でインターネットを使えるようにするには、固定回線契約に加えて、「プロバイダ契約」が必要です。
わかりやすく例えますと、固定回線契約とは、自宅まで線路が通るようにすること、そしてプロバイダ契約とは、自宅に駅を設置することです。

駅が無ければ電車は、自宅を素通りしてしまって、インターネットへアクセスできません。
インターネットへアクセスするには、駅(プロバイダ)を作って、駅から情報を出入りさせるイメージとなります。
プロバイダ契約は、自宅に駅を設置するようなものですので、その駅は当然、世界に一つしかない駅であり、他人の駅と混同されることはありません。

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VPN

VPN用のルーター

インターネットVPNの構築方法

拠点数が、少ない小規模企業では、VPN対応ルーターを利用することにより、VPN環境を構築できます。
VPN対応ルーターを用いて、自社でVPNを構築する場合の手順を説明いたします。

・VPNルーターを用意する。
インターネットVPNを利用するにあたって、各拠点へVPN対応ルーター(VPNゲートウェイ)の設置が必要です。
市販のVPNルーターは、価格やセキュリティ性能がそれぞれ異なるほかに、有線接続や無線接続など、さまざまなタイプがあります。

中には、ファイアウォールなどのウイルス対策を備えた製品もあります。
自社で、利用しているルーターがVPN対応なのか確認して、対応していなければ、VPN対応のルーターへ交換をしましょう。

・本社と各拠点にVPN対応ルーターを設置する。
VPN対応のルーターを、各拠点に設置して、ルーターの接続設定を行うことで、拠点間のVPN環境が構築できます。
ルーターの設定方法はメーカーによって異なりますが、主に以下の項目を設定していきます。

◇L2TP/IPsecなどのプロトコルの選択。
◇ユーザー名と、パスワードの設定(任意の値)。
◇接続するPCのIPアドレスの入力。
設定が完了した後には、接続元である端末側で、VPNの設定を行います。

外出先から、社内LANへリモートアクセスする場合は、接続先のデバイスへ、VPNクライアントソフトの導入が必要となります。
ただし、以下のOS、デバイスでは「L2TP/IPsec」を使った、VPN機能が標準装備されています(PPTPについては一部非対応のOSがあります)。
・Windows 10、RT
・MacOS
・Windows Mobile
・Android
・iOS
標準装備された接続方式を使う場合は、接続先のデバイスへ別途ソフトウェアをインストールする必要はありません。

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VPN

インターネットVPNを組む

VPNでできることとは

VPNで接続する形態には拠点間接続と、リモート接続があります。
拠点間接続とは、離れた場所にある事業所をVPN装置でつないで、LANを形成する方法です。
ルータでつながった事業所は、お互いのコンピュータにアクセスすることができて、データ共有が容易になります。

一方、リモート接続とは、出先にいながらにして、会社のコンピュータへアクセスできる接続方法です。
会社には、VPN装置を設置して、アクセスに使用するコンピュータや、スマートデバイスに、VPN接続が可能になるソフトウェアをインストールします。

リモート接続は、テレワークや、出張先などでも社内業務が可能になるのがメリットです。
今後、ますます多様化する労働形態にも、対応できるので、働き方改革の一環で、利用される方も増えています。

VPN とは

VPNとは、Virtual Private Networkの略で、専用回線を持たなくても、安全なネット通信を実現してくれるテクノロジーとして、注目されています。
例えば、法人ユーザーの場合には、企業機密に関する情報を、やり取りすることは多いものです。

以前ならば、職場のパソコンを使えば、安全なネット通信ができたので問題ありませんでしたが、近年は、スマホやモバイルパソコン、タブレットを使う機会が多くなり、専用回線以外の通信方法でも、高い安全性を確保しなければいけません。
そこで、注目されているのが、VPNなのです。

この技術は、1990年代から使われていたので、最新技術というわけではありません。
しかし、近年注目されているのは、VPNの中でも、インターネットのアクセス回線とは隔離されたネットワークを利用するIP-VPNというものです。

一般的な、インターネットVPNでは、ネット回線を契約することで、VPNの構築ができます。
これは、不特定多数のユーザーがアクセスでできるという特徴があるため、法人の機密データを取り扱う環境としては適しません。

そこで、開発されたのが、IP-VPNというものであり、サービス品質保証(SLA)付きでの提供となるほかに、閉域網を利用するので、回線が混雑しにくいというメリットがあります。
コスト面では割高になりますが、セキュリティが強化できて、データの盗難や改ざんのリスクを、低く抑えられるという点では、法人ユーザーから高評価されています。

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固定ip

IPアドレスを複数使いたい

複数取得するには追加料金がかかるので注意

固定IPは、多いほど良いのかというとそうとは限りません。たくさんあれば、それだけ多くの機器のアドレスを特定できるようになるのは確かですが、活用の仕方次第では、とても便利になるでしょう。
しかし、一般的には、固定IPは、複数取得すると、追加料金がかかる仕組みになっています。
一つあたりいくらという形で、料金が設定されていることが多いため、できるだけ少ない数にしたほうが、コストは削減できるのです。

特に、固定しなくても、良い機器については自動で割り振られるようにしておいたほうが、良いとも考えられます。
また、業者によっては、取得できる固定IPの数が制限されていることもあるので、注意しましょう。
数十もの固定IPを、手に入れようとすると難しいといわれてしまう可能性がありますが、業者によっては、実質的にほぼ無制限に固定IPを作ってくれます。

運用上、固定IPがどうしてもかなり必要になるという場合には、どの業者に依頼するかはよく検討する必要があるでしょう。
固定IPアドレスを取得できるのは、法人向けインターネット回線のメリットですが、希望すれば複数取得して運用することも可能です。

複数あるメリットは、取得した固定IPの数だけ機器を特定できるようになることで、サーバーや複合機などの、外部からアクセスする機器を全て固定IPにしておくと、使い勝手が良くなります。
取得するには、追加料金がかかるということを念頭に置いて、いくつ取得するのが良いかを、あらかじめ考えておきましょう。

複数のグローバルIPアドレスを、利用することによって、安定したネットワーク環境を、構築することができるサービス。
メールサーバー、FTPサーバー、WEBサーバーなどを、運用したい場合にグローバルIPアドレスが固定でないと、サーバーが置いてある場所の回線が切れると、再接続する時にグローバルIPアドレスが変わってしまいます。

動的なグローバルIPアドレスでも、ダイナミックDNSで、変動する度に、追従させることは可能ですが、自宅外や社外などの外部から、サーバーへ繋ごうとしているクライアント端末が、グローバルIPアドレスが変わったことに気付けない等、トラブルの元となります。

グローバルIPアドレスを固定して、それぞれへ割り当てると、必ずそのグローバルIPアドレスにて、接続することができるので、DNSサーバーなどの設定を変更する必要がでてきません。

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固定ip

フレッツ光環境で固定IPを1つ利用する

最近企業での導入が盛んなVPN。
クライアント側では、フレッツ光環境で固定IPを1つ利用するシーンが多いのではないでしょうか?

おさらい。IPアドレス

IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、インターネット上に接続された機器が持つナンバーのことです。
データをやり取りする(VPN構築)際、ネットワーク上で通信相手を間違わないようにするために使われます。
IPアドレスには種類やルールが存在します。わかりやすく解説していきます。

IPアドレスの基礎知識

IPアドレスは、パソコンやスマートフォンなどネットワーク上の機器を識別するために割り当てられていて、インターネット上での住所のような役割を担っています。
それでは、IPアドレスがどのような数字で構成されているか、そのルールについてお話ししたいと思います。

ネットワーク部とホスト部

IPアドレスは数字の羅列です。
現状普及しているIPv4というバージョンでは、32ビット(桁)の2進数ですが、そのままではわかりづらいため、8ビット毎に「.(ドット)」で区切り10進数表記で表します。
それぞれの値は0~255まであります。
また、IPアドレスは、ネットワーク部とホスト部から構成されています。
ネットワーク部とホスト部の境界線は、IPアドレスによって異なっています。
ネットワーク部というのは、どのネットワークに所属しているかを示す部分で、ホスト部とは、上記のネットワーク部の中でのホスト(コンピューター端末)を指しています。

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固定ip

固定IP(グローバルIPアドレス)について

まずはIPアドレスの種類

PCやスマートフォン、タブレット、ゲーム機、テレビ、サーバー、ルーターなど、インターネットに接続されている機器であれば、1台ごとを識別するための番号がISPから付与されます。
その識別番号がIPアドレス(グローバルIPアドレス)で、インターネット上の住所や電話番号と同じようなものとよく言われます。なお、IPとは「Internet Protocol」の略で、インターネット上でのデータ通信の方法を定めた規約という意味です。
IPアドレスは、動的IPアドレスと固定(静的)IPアドレスという、2つのタイプに分けられます。

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ocn

OCNについて

OCNとは(オープン・コンピュータ・ネットワーク)の略、NTTコミュニケーションズが、提供しているインターネット接続サービス会社です。

OCNは、1996年の12月から、インターネット接続サービスを開始しています。
マイクロソフトの画期的なOSであるWindows95が、発売された翌年には、プロバイダーサービスを展開し始めたのですから、OCNは古株プロバイダという事が出来ます。
インターネットは初めのころ、ダイヤルアップ接続という、電話回線を利用していました。
インターネット利用の料金体系も、従量課金制で、高額であったため、インターネットは、限られた人にしか、楽しめないものでした。
そんな中、OCNは1997年、24時間定額制のインターネット接続サービスを提供しはじめます。
月額38,000円の「OCNエコノミー」というネーミングのサービスです。
その当時は、定額のインターネット接続といえば、一般的に、月額100,000円を超える料金が当たり前だったので、OCNの提供するサービスはとても画期的なものでした。